コンパクトデジタルカメラの選び方 - 広島の出張買取ドクター

コンパクトデジタルカメラの選び方

最近のコンパクトデジタルカメラは各メーカーの技術革新に伴って高級モデルが多数リリースされ、性能面・品質面ともに向上しています。

 

●画質で選ぶ

画質はとても重要で、画素数だけでなく一見難しそうなさまざまな数値を理解して選ぶことが必要です。

 

・撮像素子(イメージセンサー)
撮像素子(イメージセンサー)は画素数よりも重要です。
2400万画素と1600万画素では2400万画素の方が画質が良いと思われる方も多いですが、画質にこだわるなら何より重視すべきは画像センサーです。
「35mmフルサイズ → APS-C → マイクロフォーサーズ → 1インチ → 1/1.7 → 1/2.3 → 1/3」
右に行くにつれセンサーは小さくなり、1インチ以上になるとスマホと明らかな差を感じるレベルの画質になります。
APS-Cは一眼レフにも採用されている大型センサーで、メインカメラとしての使用も十分可能です。

 

・F値
F値が低いとボケがきれいで明るいため、1.8~2.8程度がおすすめです。
ボケたきれいな写真を撮りたい場合、F値が低いものを選びましょう。F値が2程度では、一眼レフのような美しいボケのある写真を撮ることができます。
明るい写真を撮ることも可能で、夜間の撮影や暗い室内の撮影が容易になります。
基本的には最小値が低い物を、F値1.8~2.8周辺のものを選ぶのがおすすめです。

 

・ISO感度
ISO感度とは暗い場所でどれだけ有利に撮れるかを表した数値のことで、ISOを上げるとシャッタースピードが速くなるため手ブレの防止が期待できます。
目安となる数字はISO3200程度、室内や日中の撮影で困ることはほとんどありません。暗い場所で撮影することが多いのであればISO6400程度のものを選ぶのがおすすめです。
ISO感度を上げすぎるとノイズが出て汚い写真になってしまいます。センサーサイズが大きい物であれば多少上げてもノイズが少ないため、やはりバランスが重要なります。

 

●撮影をサポートしてくれる機能で選ぶ

撮影をサポートしてくれる機能があるとより便利です。

 

・手ブレ補正
手ブレ補正には「電子式手ブレ補正」「光学式手ブレ補正(レンズシフト方式)」がありますが、おすすめは「光学式手ブレ補正」です。
画質の劣化が少ないだけでなく、手ブレ補正としてシンプルに強力となっています。
光学式と電子式を併用しているものもあり、日中風景を撮るだけでも手ブレ補正があって困ることはありません。
強力な手ブレ補正が搭載されているものを選びましょう。

 

・スマホとの連携機能
Wi-FiやBluetoothに対応することで、スマホやPCに簡単に写真を送信できる機能を搭載しているものもあります。
コンパクトデジタルカメラをPCにケーブルで繋いでPCに写真を転送し、PCとiPhoneをケーブルで繋いで写真を転送するという面倒なステップを一気に簡略化することができます。
SNSの利用頻度が多い方は、とても便利です。

 

・自撮り専用機能
コンパクトデジタルカメラで自撮りをする場合は、自撮りシャッターやチルト液晶など専用の機能があるものを選ぶのがおすすめです。

 

●焦点距離(ズーム)は撮りたいものに合わせて選ぶ

焦点距離はズームのことで、10-100mmであれば10倍ズーム、10-50mmであれば5倍ズームになります。

 

・風景
気軽に風景を撮りたいなら広角側を重視しましょう。
広角側の焦点距離の目安となるのはiPhoneのカメラ、iPhoneXの焦点距離は2mm相当なのでiPhoneでは端が切れて物足りないと感じる場合は18~26mmの広角をカバーしているカメラがおすすめです。
18mmあればいいですが24mm程度であればより使いやすく、安価なものも多くなっています。
気軽にスナップ写真を撮るぐらいであれば、望遠より広角側を重視しましょう。

 

・普段使い
野鳥やスポーツ観戦がメイン用途でなければ、広角側は100mm程度を目安に考えましょう。
望遠側が100mm程度あればだいたい普段使いには問題ありません。
焦点距離1400mmまでカバーしているカメラも出てきますが、100mmあれば大抵のものは撮ることができます。

 

・野鳥観察やスポーツ観戦
望遠側が300mm程度あれば野鳥やスポーツ観戦の写真の撮影も可能です。場合によっては500mm以上のものを選びましょう。
「ネオ一眼デジカメ」のカメラは特に望遠に強く、野鳥やスポーツ観戦などの用途におすすめです。

 

●マクロ(接写撮影)

花や虫、食べ物など近くに寄って撮る機会が多い場合、マクロ機能は非常に重要です。
最短では1cm程度まで寄ることができます。

 

●子供やペットを撮る場合はシャッター速度を重視

子供やペットの撮影がメインの場合は動画性能と合わせて、AF自動追尾やシャッター速度、連射性能などの「ハイスピードカメラ」をチェックしましょう。
コンパクトデジタルカメラはやや動体に弱いのも事実です。必要に応じて一眼レフの購入も考えてください。

 

●持ち運びを重視するなら重さは300g、撮影枚数200枚以上(バッテリー持続時間)

旅行などに持っていく場合は、「重さ」と「撮影枚数」をチェックしましょう。
ファインダーがついていればもう少し重くてもいいですが、一般的には300g以下がおすすめです。
撮影枚数は200枚以上(バッテリー持続時間)が目安になります。

 

●液晶モニターの性能とファインダーの有無
基本的にコンパクトデジタルカメラは液晶を見て操作しますで、液晶モニターはなるべく良い物を選びましょう。サイズは3.0型以上、タッチパネルがついていると操作が快適です。
本格的な撮影をする場合は、ファインダーの有無をチェックしましょう。一眼レフのような操作感で撮影できるようになり、ファインダーを覗くことでしっかりと構えることができるので、手ブレ防止にもおすすめです。

 

●予算は用途に合わせて選ぶ

 

・スマホの代わりとして使う場合は「3万円未満」
スマホの代わりとして3万円程度、センサーサイズの目安は1/2.3・F値は3以上・ISOも3200程度ですが、ズーム域は300mmを超えるモノまで幅広く、かつ200g程度の軽量なものも揃っています。

 

・スマホより良いカメラが欲しい場合は「3~6万円」
1型センサーと呼ばれる大型センサーを採用したものが明らかにスマホよりキレイな写真が撮ることができます。値段と機能のバランスが良く、コスパが高いものが多いのも特徴です。
F値は2以下・ISOも12800と高く、コンパクトデジタルカメラに求められる基本性能はほとんどクリアしています。

 

・メインとしてコンデジを使う場合は「6万円以上」
6万円以上になると、一眼レフレベルのAPS-Cセンサーを搭載したものもあります。
ボケや広角など一眼レフ顔負けの写真を撮ることができますので、メインとして使い方におすすめです。
F値・ISOも十分、ズーム域をあえて固定した「単焦点」と呼ばれる特化型のものもあります。

 

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