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厨房機器を購入する際に知っておきたいポイント
飲食店を開業するために必要な厨房機器や調理器具はたくさんあり、業務用の厨房設備を選び購入する際に知っておきたいポイントがあります。
●新品の厨房設備や厨房機器の価格
新品の厨房設備や厨房機器の定価は一応ありますが、あってないようなものです。
厨房設備や厨房機器を販売している会社などのカタログには業務用の厨房設備や厨房機器、調理道具など飲食店開業に必要なありとあらゆる厨房機器が載っており、定価も載っています。しかし、そのカタログに載っている冷蔵庫やシンク、ガス台などについている定価はあまり関係ありません。
厨房設備や厨房機器の店舗で見積もりを取ると、定価50万円の冷蔵庫が実際には15万円(70%OFF)で購入することができたり、定価36万円のガス台が20万円(約40%OFF)で購入することができたりします。
その割引率はメーカーや商品によって違いがありますが、かなり割引されます。さらにまとめて購入すると、全体から更に値引きをしてくれたりということもあります。
しかし、割引や値引きとは逆に、厨房設備や厨房機器を買う時にかかる費用があります。それは配送費や設置費です。
業務用の冷蔵庫やガス台、シンクなどはサイズも大きく、重さも200kgを超えるものもあります。これを運搬してさらに店内に入れて設置をするにはそれなりの人出が必要になります。
設置する場所までに階段があったり居抜き物件で設置場所まで搬入するのが難しかったりするとその分費用が掛かるため、全て含めて見積もりを出してもらう必要があります。
●店舗専門の内装業者に依頼する
店舗を専門に手掛けている内装業者などに依頼すると厨房設備や厨房機器などの購入も一緒に見積もりをしてもらうことができます。
店舗を作り慣れている業者であれば厨房設備の高さや奥行き、厨房内の動線も考えてもらうことができ、ガスや水道などプロでないと接続できない厨房機器設置の日程調整など、全部まとめて依頼することができるのでとれも楽で助かります。
しかし便利であるため基本的に全部新品での手配になり、一つ一つの厨房機器はそれほど価格が安くはなっていないことも多くなります。冷蔵庫などはメーカーが変わるとかなり安くなることもあるのです。
自分たちで厨房設備や厨房機器を選びたい場合は、内装業者と契約をする前に「自分たちで購入した厨房機器を設置してもらえるかどうか」を確認し、できるのであれば実際に購入する前に選んだ厨房設備の設置が可能かどうかの確認をする必要があります。(電気の種類、ガスの種類、形状によって設置できない場合もあるため)
●中古の厨房設備や厨房機器を選ぶ際のポイント
飲食店の厨房設備や厨房機器にはたくさんの中古品があり、中古品を活用することで飲食店開業の初期投資を抑えることができます。
中古厨房機器を購入する最大のメリットは価格です。新品が定価よりかなり割引されるとはいえ、中古品はそれより更にお買い得です。中古の厨房機器とはいっても使用年数が1年~3年と比較的新しく、状態が良いものもくさんあります。
デメリットは壊れる可能性があるということです。業務用の厨房設備の修理には結構な費用がかかることもあり、直らない場合もあります。
中古品の中には保証がついているものもあります。中古で良い状態のものを活用しながら、新品の見積もりを依頼してみましょう。
●中古で買ってもいい厨房機器
中古で買ってもいい厨房機器はシンク、ガス台など厨房設備の中でも耐用年数が長く、中古品でも比較的壊れにくいものです。
バットやボール、ザル、キッチンポットなども状態が良ければ中古品でも全く問題ありません。それぞれが数が必要になりますので、新品を揃えるよりかなり安く抑えることができます。
寸胴などの鍋は高価なので中古で状態がいいものを見つけられるいいのですが、火にかける鍋はパッと見ただけでは分かりにくい亀裂が入っていたりすることがあります。
水を入れさせて水もれがないかどうかをしっかりチェックしましょう。
●中古で買ってはいけない厨房機器
中古で買ってはいけない厨房機器、冷蔵庫、冷凍庫、コールドテーブル、製氷機などモーターを使用している厨房機器です。
冷凍庫、冷蔵庫などは頑丈な業務用といわれる厨房機器の中では比較的壊れやすいものとされています。モーターの寿命やホコリや油による汚れなどいくつか要因はありますが、モーターを使用した電気製品は年数が経てば経つほど修理が必要になる可能性が高くなります。
多くの中古厨房機器を扱うお店ではモーターを使用している厨房機器は保証期間が無いか短期間ですが、中には半年もの保証をつけているところがあります。