作業工具とは - 広島の出張買取ドクター

作業工具とは

作業工具は機械や自動車などの産業分野で作業をする際に使われる工具の総称で、手で扱う工具が一般的です。

主な作業工具は、ドライバー、ペンチ、スパナ、のこぎり、ハンマーなど。電設工事ではストリッパーや圧着工具、配管工事ではパイプカッターや塩ビカッターなどの作業工具がよく使われています。

工具の破損や作業中の事故を防ぐためにも用途に合わせて適切に工具を選び、注意事項を守って正しく使いましょう。

 

●工具セット

 

様々な種類の工具が一つのケースに収納された状態の製品です。
使用頻度の高い工具がコンパクトに収納されておりケースは持ち運びやすく、作業内容のニーズに合わせて一般用や自動車整備用、産業機械用などいろいろなタイプの工具セットがあります。
ペンチやニッパーなど代表的な工具で構成されているセット、引き出し式のトレイに100点以上の工具が入ったセットなど種類も豊富です。

 

・ツールケースタイプ
持ち運びに便利な収納ケースに入った工具のセットで、ラジオペンチ、ハンマー、レンチ、ヤスリ、カッター、ドライバーなど多くの工具が入っています。
DIYや自宅やオフィスのメンテナンスなどで使用される道具です。
精密ホビー工作に使用するコンパクトなもの、バイクや車のメンテナンスができるもの、工場のメンテナンスや保守に使用する本格的なものなどさまざまなので、使用する現場によって適切なものを選びましょう。

 

・コンパクトタイプ
作業に必要な工具を小さくまとめた道具セットで、ペンチ、ニッパー、ドライバー、ピンセット、ヤスリなど小さくても十分に機能が揃っています。
電気機器を扱う現場や教育機関、医療機器のメンテナンスを請け負う現場、自宅まで多くの場所で使用される道具です。
時計のメンテナンス、自転車用のサイクルツールセット、OA機器のメンテナンス用など、目的に特化した工具を集めたセットなので使用する場所に合ったものを選びましょう。

 

・チェストタイプ
引き出し式の工具セットで、様々な工具が引き出しに整理されており取り出しやすくなっています。
最も人気のあるチェストタイプは82点組の工具セットでソケットやゴムハンマーなどいろいろな道具が揃っており三段目はフリースペースになっています。
携帯するときに引き出しが飛び出ないように安全設計されているため安心です。
スターターセットは入門用または車載用で、移動時のメンテナンスに適しています。

 

・両開きタイプ
工具を入れるための入れ物で上面が左右に開くタイプのツールボックで、上段・中段・下段に分かれているものが多く使い勝手のよいアイテムです。
一般機械・自動車・農機のメンテナンス工場や、製造ラインの保守・点検を行う現場など幅広く使われています。
ペンチ・ラジオペンチ・ニッパー・レンチなどの基本工具の他に各業種で使用する工具に合わせたセットがあり、現場によって適切なセットを選ぶことができます。

 

●ドライバー/ビット

 

ねじを締めたり外したりする時に使われる作業工具です。
ドライバーは小さなねじを回す時に使う精密ドライバー、一方向に回すだけでねじが回せるラチェットドライバーなど種類も多様で、握り心地の良い樹脂製のグリップや刃先にマグネットが入ってねじがくっつくタイプの製品が便利。
ビットは電動ドライバーの先端に取り付けるパーツで、選ぶ時には適切なサイズと形状を確認して摩耗に耐える高性能な製品を選ぶのがポイントです。

 

・ドライバー
手動でネジを締め付けたり緩めたりするための作業工具で、先端部がネジの頭の溝にフィットするような形状に構成され、プラスやマイナス形状などネジの頭の溝の形状に対応した種々のドライバーがあります。
作業性が良くなるように工夫された様々なタイプがあり、狭い作業環境に適するようにドライバー全体の長さを短くしたタイプや先端部がマグネット仕込みになってネジを確実にキャッチできるようにしたタイプ、グリップ部は手にフィット感を与える素材にしたり力をかけやすくサイズを大きくしたタイプなどもあります。

 

・ビット
先端部の形状がネジやボルトの頭の溝部に嵌め込めるように加工された作業工具で、充電・電動・エアインパクトドライバーに取り付けてネジやボルトの締めや緩めに使用します。
ネジやボルトの頭の溝部はプラス形状やマイナス形状、六角形状などがあり、その形状に対応して様々な種類のビットがあります。
ビットを差し替えることで様々な種類のネジやボルトに対応することができます。

 

●ペンチ/プライヤ/ニッパー

 

細い針金などを掴んだり切ったりする時に使う作業工具で、電気工事、機械整備、電子機器を扱う作業などの精密な作業に用いられています。
太い物はペンチ、細い物はラジオペンチで挟み、細い針金などを切る時にはニッパーを使います。
プライヤはねじやナットなどの小さな部品を掴む時に便利、製品によって切断能力が異なり用途に合わせて製品選びをする必要があります。
切れ味や耐久性で選ぶ場合は、JIS規格級の製品がおすすめです。

 

・ペンチ
針金や鋼線などを切る、挟む、捻る、曲げる、引っ張るなどするための工具で、材質は炭素鋼などです。
ペンチの先端のくわえ部は者を掴むのに適しており、滑り止めのすじが加工されています。
刃は強く太い鋼線や鉄線を切断することでき、刃の内側には丸くえぐり加工が施されており丸いものを掴むのに便利です。
持ち手のビニール部分は絶縁体でないことが多いため、電気の流れているものには使用してはいけません。

 

・ニッパー
主に針金や電線など硬い金属線を切断するために使われる工具で、電気工事のほか、精密機器、工芸品の加工などに用いられています。
使用環境に応じて使いやすいよう先端部に施されている工夫はさまざまで、刃部が斜めになっているもの、先端部が曲がっているものは狭い場所や精密な作業に適し、エンドニッパーは壁際の切断や突起物の引き抜きに力を発揮します。
刃先を加熱して使うヒートニッパーやプラスチック専用ニッパーもあり、切断力を保つためには素材に応じたものを使うことが大切です。

 

・プライヤ
自動車や建築物、機械などで設備や工事を行う際に使用される作業用の工具で、先端が細くなっているのが特徴です。
グリップ部を手で開閉することにより細い針金やネジなどの小さな金属部品、円筒状のパイプなど、素手では扱いにくいものもしっかりと掴み回すことができます。
結合部のスライドによって先端が大きく開くもの、先端部のカーブが狭い場所での作業に適したものなど、機能はさまざまなので、目的に合った形状を選ぶと作業がスムーズです。

 

・ニプラー
鉄板や樹脂板を曲線や直線にカットをする時に使用する道具で、加工するのが難しい薄鉄板やアルミ板、樹脂板などを自分の思い通りの形にカットすることができます。
同じニプラーを使っていても切断する材質によって、加工のできる最大の厚さが変わるのが特徴です。
鉄やアルミなどで1.2mmの厚さの材質を切断できるニプラーが、プラスチック板の加工であれば最大2.0mmの厚さを加工することができます。

 

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