広島の出張買取ドクター > 出張買取お役立ちブログ > 自転車・ロードバイク買取事例 > ロードバイク値段の違い
ロードバイク値段の違い
●車体重量
・軽さはロードバイクの命(軽さ=値段)
ロードバイクを持ってみるとわかるのが車体重量の違いです。
車体の値段が高くなるほど車体を構成する全てのパーツが軽量になっていきます。
軽さを追求していくと、特別な素材や加工が必要になるため値段に差が出てきます。フレーム、コンポーネント、ホイールなど、あらゆるパーツで高いロードバイクには軽いものが使われています。
ロードバイクでは100km以上の距離を走ることがあり、標高2000mを超えるような峠を登ったりすることもあります。
そうなると重さはライダーにとっては負担でしかなく、少しでも車体が軽ければ体力も温存でき走行時の抵抗も少なくなるためスピードも出しやすくなります。
●フレームの潜在能力
ロードバイクのフレームは、価格で大きく2つのフレーム素材に別れています。
安いものがアルミ、高価な部類がカーボンです。フレームの値段の違いは重量だけでなく性能にも大きく影響します。
・アルミフレーム
アルミフレームは製造コストが安く手頃な価格で手に入れることができます。ロードバイクでもアルミならば7?8万円くらいのモデルもあり、値段が安く軽くて強度も高いものが多いです。
アルミフレームの超軽量なタイプであれば剛性が高くロードバイクらしい速さを楽しむことができます。しかし、フレームの軽さばかりを追求したロードバイクは全く進まないバイクになってしまったり、路面からの振動が体に伝わりやすく疲れやすいフレームになってしまったりすることもあります。
乗り心地を重視したい方は同じ価格帯でアルミフレームかカーボンフレームかを選ぶ場合、重量がやや重くなったとしてもカーボンフレームのモデルを選んだ方がよいでしょう。
少し重量はありますが振動吸収の機能がついたり、フレーム形状を工夫することで乗り心地に優れたアルミフレームもあります。
・カーボンフレーム
ロードバイクのカーボンフレーム素材は、完成車価格として20万円以上となり自転車としては高額な部類になってきます。
カーボンフレームは軽さや乗り心地の良さが大きな特徴ですが、一番のメリットはフレーム成型に自由度が高い点です。
カーボンはBBなどパワーを受けなければいけいないところは太く設計し、振動をしっかり吸収するためにシートステーは細くそして弓なりにと、場所によって必要とされる機能に合わせてフレームをつくることが容易にできます。
自転車のフレームとして理想的な太さや形状にですることができるため、軽さと快適性だけでなく剛性も高いレベルで実現でき、かなり高性能なフレームを作ることができます。
カーボンの番手やフレーム設計、製造工程次第でかなりのポテンシャルを持ったフレームを作ることができますので、現時点で最も理想的な素材と言えます。
設計の自由度が高く特徴を際立たせやすいため、軽さと剛性重視のバイク、エアロ効果重視のバイク、快適性重視のバイクなど明確な個性を持つシリーズが注目されています。
・上位グレードのカーボンフレームは剛性が高く高効率で高安定
ロードバイクのインプレッションで硬いというのは、物質的な硬さではなく剛性の高さについてが多いです。
剛性とは、曲げやねじりの力に対する寸法変化のしづらさの度合いのこと。力に対して変形が小さい時は剛性が高く、変形が大きい時は剛性が低いとなります。
自転車フレームでは剛性が高いフレームは強い力でペダルを踏んでも変形が少ないためその力が推進力として伝わりますが、剛性が低いとぺダリングの力がフレームの変形により吸収され進みにくくなります。
・高い剛性は漕ぎが軽い
安いモデルは比較的フレーム剛性が高くないため強い力で踏み込むとフレームがよれ力が逃げている感じがありますが、高いモデルは踏んだ分だけ一気に加速していきます。
良いロードバイクに乗った時に感じる漕ぎの軽さはこの剛性が高いところにあります。
・高い剛性は高速走行時でも車体が安定
フロントフォークやフレーム前方の剛性が高い場合は、高速コーナリングや高速ダウンヒルでもフレームがヨレたりバタついたりすることがなくいかなるシチュエーションでも安定しているため、安心してバイクを操作することができます。
しかし、剛性が高くなると路面からくる振動も体に伝わりやすく体が疲れやすいく、乗り心地を左右する縦の剛性とペダリング効率を左右する横の剛性のバランスがフレーム設計上とても大事です。
最近ではフレーム製作の技術の向上や新しいアイディアをフレームに組み込むことで、高い剛性を持ったフレームでも快適性に大変優れたモデルもも増えています。
高いモデル=高剛性でもありますが、一般的なライダーの方も十分快適に高いモデルでも楽しむことができます。