高齢の祖父が亡くなり、家族全員で遺品整理を行いました。祖父はカメラが趣味だったため実家にはたくさんのカメラがありました。一部は写真関係の仕事をしている祖父の知り合いに譲りましたが、まだカメラはたくさん残っていました。祖父がカメラを構える瞬間を見るのが好きだった私は祖父のカメラを手放したくなかったのですが、実家は家族構成が変わり収納スペースに余裕がなく、祖父愛用の１台を残し他のカメラはすべて買い取りサービスに買い取ってもらうことになりました。
買取業者へは私が電話したのですが、担当者の男性が優しく対応してくださり、翌日には家まで買取に来てくれました。まずはカメラの査定をしてもらい、買取価格を定時されましたが家族一同賛成だったのでそのまま買い取ってもらうことにしました。話しているうちに、担当者の男性も昨年祖母を亡くし遺品整理で祖母の着物の買い取りを利用したそうです。私が、本当は祖父のカメラを手放したくない旨を伝えるとその男性は『僕も同じ気持ちでしたが、着物やカメラは使わないとどんどん痛んでしまいかえって可哀想なので、買い取ってもらって別の誰かに使ってもらったほうがモノも喜ぶし亡くなった人も喜ぶと思う』と言ってくださり、確かにカメラを誰かにつかってもらったほうが祖父も喜ぶかもしれないと思うとなんだか心が晴れるような気持ちでしたし、買取依頼してこの男性が担当になってくれてよかったと思いました。
そのまま買い取りはスムーズに進み、カメラは引き取られていきましたが私はすっきりした気持ちで買い取りを終えることができました。